各国著作権法における図書館及びアーカイブズ関連の権利制限に関する調査結果が公表(2014年11月)
2021/12/01
先月のニュースですが、WIPO(世界知的所有権機関)の委託を受けたKenneth Crews弁護士が、世界各国の著作権法における図書館及びアーカイブズに関連する権利制限の現状に関する調査の結果をまとめた報告書がWIPOのウェブサイトにて公開されています(2014年11月5日付)。
同報告書では、日本を含む世界各国において図書館及びアーカイブズに関連する著作権の権利制限がどのように規定されているかについて、調査結果が丁寧にまとめられています。
なお、今回の調査は、2008年の調査結果をアップデートするとともに、前回調査時よりも調査対象国を広げているとのことです。
(中川隆太郎)
関連記事
-
-
「来たるべきアート・アーカイブ 大学と美術館の役割」のレポートが公開されています。
11月24日、東京・六本木の国立新美術館で開催された京都市立芸術大学芸術資源研 …
-
-
図書館などの「記憶の機関」における孤児著作物とフェアユースのベストプラクティスに関するステートメントが公表されています。
STATEMENT OF BEST PRACTICES IN FAIR USE …
-
-
DPLAが新規HUBの募集開始
The Digital Public Library of AmericaことD …
-
-
「MLA連携の国際的最前線を探る」(古賀崇先生)のスライドがアップされています
11月22日のアートドキュメンテーション学会で報告された「MLA連携の国際的最前 …
-
-
国際図書館連盟(IFLA)がインターネットマニフェスト2014を公表しています
国際図書館連盟(IFLA)が2014年11月26日にインターネットマニフェスト2 …
-
-
科学雑誌「ネイチャー」が全ての記事を無料で閲覧可能に
科学雑誌「ネイチャー」が創刊から全ての記事を無料で見ることができるようにするにす …
-
-
カレントアウェアネスに「英国における孤児著作物に関する新ライセンス・スキーム」の解説が公開されています。
カレントアウェアネスで英国で2014年10月29日から導入された孤児作品に対する …
-
-
著作権とTPPの関係についてのまとめ(速報)
先週にかけてTPP協議における知財分野の交渉条件についての報道がなされましたが、 …
-
-
大英博物館の読書室が部分閉館
大英博物館の読書室が2020年まで部分閉館するとのことです。 マルクスが利用した …
-
-
建築模型ミュージアムが今夏に開館予定
山本理顕氏や坂茂氏らが中心となって設立された一般財団法人 建築文化保存機構が、寺 …